潜在意識と記憶力

記憶力、ありますか?!

 

 

記憶力がよい人がうらやましいです。

小さいころから、記憶することが苦手な私。

覚えることが多い地理や社会、歴史のテストが苦痛でしょうがありませんでした。

 

そして大人になり、ノートやメモをとることでなんとか記憶の定着をはかろうと努力をしてきましたが、やはり、自分には記憶力がない、というコンプレックスを持ち続けています。

 

記憶力と言うと、あの人は得意だけど私は苦手…と個人的な能力として思っていました。だから差があるのはしょうがない、と。

でも、記憶力というのは、あとからでも能力を磨くことができるもののようです。

 

それを知った時、ちょっとほっとしました。

まだ自分は変われる!と。

 

 

記憶力は、思い出せる力があるかどうかであり、思い出せる力が弱い人、私のような人は、記憶力が悪いと思い込んでしまっている、ということです。

 

記憶には方法があるということ。

 

大切なのは、脳に覚えさせるときのインプット方法と、覚えたことを思い出すときの記憶の引き出し方を身につけることのようです。

 

 

「フォトリーディング」ってご存知ですか?

 

これは、「脳がもつ高度な画像処理能力を活用した一連の読書手順」です。

神経言語プログラミング(NLP)・加速学習の権威であるポール・R・シーリィー氏によって、1985年にアメリカで生まれました。

 

フォトリーディングは、本の内容を、まるで写真を撮るように頭の中に写し取って潜在意識に送り込んでいきます。

フォト(写真)リーディング(読み)と呼ばれる理由はここにあるようですね。

 

潜在意識は長期記憶と関係があり、フォトリーディングをすると、本の内容は長期記憶に保存されます。

 

例えば、絵本や写真を見る時、人は自然とフォトフォーカスという目を使っているそうです。これは注意深く文字に焦点を合わせて読む目線ではなく、本を一定のスピードでめくり、脳内に情報を送り込むようなイメージになります。これにより、情報が長期記憶に保存され、長く記憶することができる、ということです。

 

それでは、フォトリーディングの基礎である5つのステップを紹介します。

 

≪5つのステップ≫

1.準備   本を読む目的を設定する

2.予習   目次をチェックし、読むのか読まないのか決める

3.フォトリーディング  紙面をフォトフォーカスで画像としてとらえる

4.復習   本を読む目的をより具体的にする質問をつくる

5.活性化  質問の答えを探して、該当箇所を理解しながら読む

 

次に、フォトフォーカスの練習をしてみましょう。

 

≪フォトフォーカス≫

① 何か、焦点の的になるものを用意し、机の上に置く

② 机の上に置かれた的を見る

③ その状態で、焦点を的に置きながら、目と的の間に本を持ってくる

④ 本の文字がぼやけたり二重に見えたりすることを確認する

 

この④の状態がフォトフォーカスしているできている証拠です。

この時、本は周辺視野の一部に入っており、これにより、脳は本の情報を潜在意識で受け取るため、長期記憶に保存される、ということです。

 

 

一度通った道は忘れない私。

きっとその状況をフォトフォーカスして長期記憶にとどめているんですね。

だから、きっと、私にも可能性があるはず!と信じて実践してみます。

 

 

 

 

 

参考資料

山口佐貴子(2017)「勉強も仕事も時間をムダにしない記憶術」大和書房.