産後の授乳による惨劇 ~抜け毛~

産後、5か月が過ぎました。

 

赤子はすくすくと育ち、初めての風邪を経験しているところです。

鼻水が出て、咳をしています。

明らかに、お兄さん・お姉さんからもらった風邪ですね。

 

 

授乳も慣れ、おっぱいトラブルも最近はなく、日々、快適に過ごせています。

たまに乳首を噛まれますが、出血するには至っていません。

 

ただ、

 

抜け毛がすごいのです。

 

 

抜け毛?!

と思われる方もいるかもしれません。

産後、特に授乳をしていると抜け毛がすごいのです。

 

私の場合、 

朝起きて、髪をとかすとごそっと、30本ぐらい抜け、

ヨガとか体操をしていると20本ぐらい抜け、

お風呂で髪を洗うと50本ぐらい抜け、

お風呂上りに髪をふいて髪をとかすと、40本ぐらい抜けます。

その他、気がつくと床に落ちてたりするので、トータル150本以上抜けています。

 

抜けすぎでは?!

 

なぜか。

その理由として、①女性ホルモン、②母体の体力の消耗、③栄養不足、④育児疲れやストレス、⑤産後一過性甲状腺機能低下症などが挙げられるそうです。

 

① 女性ホルモンの減少
妊娠中には、お腹の中で赤ちゃんを育てるための身体を作っていくために、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌量が増加します。

身体がふっくらとして、乳房が大きくなっていくのも、女性ホルモンの影響によるものです。

エストロゲンには、髪の毛の成長を促す働きや、コラーゲンの生成を促進する働きがあります。そのため、妊娠中には髪の成長期が長くなり、髪の毛が抜けづらくなります。

ところが、出産を機にホルモンバランスは大きく変動します。産後には女性ホルモンの分泌が急激に低下するため、本来なら抜けるはずだった髪の毛が一気に抜けてしまいます。

女性ホルモンの分泌は一定期間が経過すれば徐々に回復しますが、回復しない場合には、抜け毛の増加や薄毛につながることもあります。

 

② 母体の体力の消耗
高齢出産を経験した人や、難産、帝王切開などにより母体の回復に時間がかかっている人などは、体力が戻るまでに時間を要する場合があります。そのため、抜け毛が大量に発生したり、抜け毛が発生する期間が長引くことがあります。

高齢出産の場合、ホルモンバランスの崩れが改善しにくくなるため、抜け毛の増加だけでなく、髪質の悪化に繋がることもあります。髪が細くなったり、ハリ・コシが失われてボリュームダウンしてしまうのです。

また、難産、帝王切開などで母体の体力が失われている場合には、まず身体を回復させるために摂取した栄養が使われていきます。髪の毛は身体にとって重要な器官ではありませんので、栄養は後回しにされてしまいます。その結果、髪の毛に必要な栄養が行き渡らず、抜け毛の発生につながってしまうのです。

いずれにしても、母体を回復させることが最も重要です。抜け毛が多いと不安になってしまうかもしれませんが、心配することもストレスになりますので、できるだけ安静にして、しっかりと栄養をとりましょう。

 

③ 授乳による栄養不足
赤ちゃんに授乳していると、母体は2人分の栄養が必要になってきます。しかし、産後は赤ちゃんのお世話や慣れない育児などで食事を満足にとれないことも多いのではないでしょうか?

なかなか栄養が摂取できない状況でも、身体は母乳を作らなければなりません。そのため、母乳の方に優先的に栄養を使われてしまい、優先度の低い髪の毛の方まで栄養が行き渡らなくなります。

抜け毛の原因が授乳による栄養不足であるかどうかは、どれくらいの期間抜け毛が続いているかで判断することもできます。一般的には、産後の抜け毛は半年程度で収まることが多いと言われています。それ以上の期間を過ぎても抜け毛がおさまらないようであれば、授乳による栄養不足の可能性も考えられます。

 

④ 育児疲れやストレス
大変な妊娠・出産を経て、ヘトヘトな状態の中で次にやってくるのが赤ちゃん中心の生活です。昼夜問わずに泣き出す赤ちゃんのお世話をしたり、慣れない子育てによる育児疲れやストレスも、産後の抜け毛がなかなかおさまらない原因の一つとなります。

ストレスは自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを引き起こします。自律神経が乱れると、抹消血管が収縮してしまうため、頭皮の血行が悪くなり、毛根に栄養が行き渡らなくなります。

また、ホルモンバランスが崩れると、女性ホルモンの分泌量が減るため、抜け毛の増加や薄毛を引き起こしてしまいます。

これだけではありません。昼夜を問わずつきっきりで赤ちゃんのお世話をしているお母さんは睡眠不足に陥りがちです。睡眠は成長ホルモンの分泌を促すために最も大切な時間帯です。睡眠不足の日が続くと抜け毛が急増することもあります。

 

⑤ 産後一過性甲状腺機能低下症
出産後、一時的に甲状腺機能低下症を発症するケースがあります。これを産後一過性甲状腺機能低下症と言います。

甲状腺機能低下症の症状には、疲労感、倦怠感、冷え性、むくみ、記憶力の低下、気分の落ち込み、皮膚の乾燥、抜け毛の増加などがあります。

多くの場合、一定期間が経過すれば改善しますが、日常生活もままならないほど症状が重くなるケースもあります。異変に気づいたら、早めに医師の診断を受けましょう。

そのほかにも様々な要因が・・・
体型の変化を気にして、産後すぐにダイエットを始める方がいますが、食事制限によるダイエットは栄養不足に陥りやすく、危険です。

無理なダイエットを続けた場合、女性ホルモンが低下し、以下のような悪影響が出ることもあります。

 

うーん

 

ダイエットまではしていないけど、やはり食事に偏りがあるのは問題でしょうか。

お米や小麦は食べないようにしています。

やっぱり女性ホルモンのためにも豆製品は大事なのですね。。

あとは、たんぱく質のためには玉子や鶏肉でしょうか。

 

でも、通常、人は1日に50~150本程度抜けるそうですが、明らかに以前の抜け具合と違いすぎます。

生理が来るまではホルモンバランスが崩れているから、それまでにこの調子で抜けていたら…生えてくる量はきっとこれまでと同じかあるいは少ない量だろうし。

あと半年ぐらいは薄毛を気にして生活することになりそうです。

 

日本人は1人あたり約10万本の髪の毛が生えているそうなので、通常、ほとんどの毛が4年間程度で生え変わってしまうそうなのです。

それを考えると、今後、4年くらいの髪は、今回の出産の影響を受けた髪の毛が生えてくるのかもしれません。

ますます、身体のメンテナンスが重要ですね。