どじりました。調子に乗りました。part2

あー!まさか同じことを子どもがするなんて!

 

ようやく最近、アルバイトが再開しました。

そのバイト終わりに、携帯電話を開くとLINEメッセージが入っていました。

 

 

〇〇(子どもの名前)、骨折しました。 

 

 

えぇ?!?!

骨折?!

 

慌てて母に連絡すると、どうやら小2女子が公園でリップスティックで遊んでいる最中に転んで手首を骨折したとのこと。整形外科へ行ってレントゲンを撮って、徒手整復も終えてギブスをまいてもらったとのことでした。

 

徒手整復とは:

手を用いて関節の脱臼や骨折の整復を行う手技のこと。整復とは,脱臼した関節を形成する相互の関節面の位置関係を正常位に復して,脱臼をもどすような操作をいう。徒手整復は,手術などのように傷をつけない(このような治療法を非観血的治療法という)という利点のほかに,作用する力の方向や強さが微妙にコントロールできる利点がある。

 

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子どもに対して心配より憤りを感じてしまう

 

子どもたちのもとへ向かう道中、私は子どもに対しての心配の気持ちもありましたが、それ以上に約束を破られたことに対しての憤りを覚えました。

 

どうしてかって?

 

その約束とは、リップスティックやスケートボードをするときには、必ずヘルメットをかぶって手首にはプロテクターをすることです。

 

その約束をするきっかけは…

ちょうど1年前、私も同じようにリップスティックで遊んでいて転んでしまい手首を骨折したため、子どもの安全のため、同じようなケガを防ぐためにヘルメットをかぶることと手首のプロテクターをする約束を子どもたちにしました。

 

www.schneelicht.com

 

 

そうなんです。

親子で全く同じようにリップスティックで転んで手首を骨折してしまったのです。

 

私と同じように転んで手首を折らないようにと、子どもたちのさんざん約束を守るように言っていたのに…

 

なぜ…

 

防げたはずの骨折だからこそ、余計に悶々としてしまいます。

 

 

診断名は橈骨遠位端骨折

 

母が整形外科に連れて行ってくれましたが、正確な診断名を聞いてくることを忘れたそうなので、保険証を持っていくついでに診断名を聞いてきました。

橈骨遠位端骨折です。

 

そう、やっぱり私と全く同じ(笑)

もう笑うしかないです。笑っちゃいます。親子で同じけがをするなんて!!!

 

橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ):

 

 橈骨遠位端骨折は、ころんで手をついた際におこる骨折で、頻度の高い疾患です。特に骨粗鬆症のある方では多発します。手のつき方、骨折線の入り方によって、様々な骨折のタイプがあります。


症状
手首の関節部の強い痛み、腫脹(しゅちょう)、関節可動域の制限が起こります。転位(ずれ)がある場合には変形も伴います。変形は、手関節を含んで手が背側に転位し、フォークのように変形するタイプが多いです。また、近位の主骨片で、正中(せいちゅう)神経を直接圧迫したり損傷したり、腫脹に伴う手根管(しゅこんかん)症候群により正中神経麻痺を合併することがあります。


治療
骨折にほとんど転位(ずれ)のない場合は、ギプス固定を約4週間行います。 骨折に転位(ずれ)のある場合では、レントゲンの透視像(テレビモニター)を見ながら、徒手整復(としゅせいふく)します。徒手整復で整復位が得られ、安定していれば、ギブス固定を行います。約4~6週間固定を行います。

徒手整復しても良い整復位が得られないものや、すぐにまたずれてしまうような場合、また、関節内に骨折が及んでずれているものなどは、全身麻酔での手術が必要となります。手術で正確に骨片を整復し、プレートやスクリューなどを使ってしっかり固定します。当院では関節内に骨折が及んでずれている場合には、関節鏡を併用して整復固定を行っています。

 

橈骨は手の親指側から肘へのびる骨のこと。その手首に近いほうが骨折したようです。

手の小指側から肘へのびる骨は尺骨と言います。橈骨は尺骨に比べて太いのですが、今回は親指から地面に手をついたのかもしれません。この尺骨に比べて太い橈骨の方が折れてしまいました。

 

 

防げたはずのケガを今後はどのように防ぐ?!

 

うーん

 

あれだけ注意していたのに、お約束までしていたのに…

 

不甲斐ない。

気持ちがモヤモヤします。

 

 

子どもに対して約束を守ってもらうこと、どのようにしたら守ってもらえるのか。

約束を守ることで自分たちを守っているということをどのようにしたら分かってもらえるのか。

 

厳しく怒る?

罰をもうける?

毎日、たんたんと聞かせる?

 

 

今回のことで痛い思いをした小2女子は、今後もリップスティックで遊ぶのでしょうか?自分から危険なものを遠ざける?それとも今回のことを乗り越えて、ヘルメットとプロテクターをしてリップスティックで遊ぶことを楽しむのでしょうか。

 

楽しいことをチャレンジしてほしいと思っている私は、今回痛い思いをしたけれどもこれを乗り越えて、安全対策をして楽しんでほしいと思っています。

そのためにはやっぱり、リップスティックやスケートボードをするときにはヘルメットとプロテクターを着用するように淡々と子どもたちに伝えていくしかないのかなと思います。