日常よく使う口癖について考察してみました
今日、ある方とお話していての気づきです。
ある方は、ことあるごとに「申し訳ない」とおっしゃいました。
あの人に対して申し訳ない
こうしてしまったことについて、申し訳ない … と。
申し訳ない:
相手に対して詫びる際に用いる表現。どのようにも弁解できないさまを意味する語。
申し訳なく思っているのは自分であり、そしてその申し訳ないことについてはお相手がいます。
その相手はお友達の時もあるでしょう。
お子さんの時もあるでしょう。
ご自身のお母様、お父様といったご家族の時もあるでしょう。
そして、自分の相手は自分自身の場合だってあると思います。
自分自身や相手から逃げるための口癖になっていない?
自分が自分に対して申し訳ないってどういうこと?!
と思われるかもしれません。
私たちは基本的に傷つくことを恐れています。そのため防衛反応として、できないことやできなかったことについて言い訳を考えることを自然にすることができます。
今日提出できなかったのはアレのせいなんだよ
分かってるんだけど、時間がなくてできなかったんだ
このように言い訳を自分に言い聞かせ、そのことに対して自分自身に申し訳なく思っている自分がいる場合もあるのです。
申し訳なく思うことで自分に対して悲観的な感情を持ち、そうすることで現実から逃げようとしているのです。
悲観的になるのではなく、もっと発展的に自分の思考を持っていこう!
「申し訳ない」とはどうしても相手に弁解ができない状態のこと。
この、どうしてもできない状態ということを判断しているのは自分自身であり、主観的な判断です。
そのため、客観的に見たらその状態はどうしてもできない状態ではなく、どうにかできる状態なのかもしれないのです。
だからますます、「申し訳ない」とは自分自身に否があることを認める。でもどうしてもできない状態だから許して欲しい、というネガティブで何も発展のない状態に持っていくことになります。
この発展のない状態をカイゼンできないのか、と考えたとき、とてもよい言葉があります。
「ありがたい」です。
ありがたい:
(人の好意や協力に対して)感謝にたえない。かたじけない。
自分にとって好都合な状態で,うれしい。
自然に伏し拝みたくなるようなさまである。尊い。
「ありがたい」とは人の好意や協力に対して感謝する言葉です。
感謝することで、感謝されたほうも嬉しいし、自分自身もネガティブではなくポジティブな気持ちになります。
自分の思考を自分自身でコントロールしてみよう!
普段から使ってしまう「申し訳ない」という言葉。
この口癖を「ありがたい」という言葉に変えてみませんか?!
あなたの気持ちも変わるし、言われた相手の受け取り方も変わり、あなたに対しての印象も変わってきます。
ちょっとした言葉や思考の変換。
一度、試してみてください。