単語の持つ奥深さに気付く ~その他~

 

ふとした瞬間、世の中の変化に気がつく。

 

 

先日、東京オリンピックのチケット申し込みの事前登録サイトへのID登録のため、自分のプロフィールを登録していました。

 

www.schneelicht.com

 

住所、氏名、年齢、そして性別と、よくある項目なので何気なく登録。

そして気がつきました。

性別の選択欄に「男性」「女性」そして、「その他」があることを。

 

この「その他」という選択項目に含まれる、意味、これまでの歴史、これまでの道のり、世の中の動き。

ものすごく深いものがこの3文字の中に含まれていることを感じました。

 

最近では、LGBTという言葉が使われています。そして、世の中に発せられるようになったのは最近です。

LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。

電通ダイバーシティ・ラボの2015年の調べ(全国69,989名にスクリーニング調査を実施)では、日本におけるLGBTの割合が人口の7.6%存在すると言われています。

 

 

 

フラッシュバック。

 

1年間、私はドイツでのホームステイをしたことがあります。

その家族の一番上のお姉さんはレズビアンでした。

それを知った当時の私は、それまで自分の周りに実際に公表している人が身近にいなかったので、ものすごい衝撃を受けました。

 

学校にも通いましたが、まだ10代にも関わらず自分自身を良く知って分かっている人たちがたくさんいました。

そして、その自身を公表している人たちに感銘を受け、自由さを羨みました。

 

何でだろう。

 

その時、自分はがむしゃらに自分から逃げていました。

家族から逃げ、日本から逃げ出した先には、自分自身をよく見つめている同じティーンエイジャーが暮らしていました。

だから羨ましかった。

 

自分が自分ではない、偽物のように強く感じていたそのころは、逃げることで自分を落ち着かせていたのでしょう。

 

 

3人の子どもたちもそんなことを考えるようになるのでしょうか。

そんなとき、親である私に、自分の思い・考えを話してくれるのでしょうか。

自分を偽らない、自分を見つめられる、そんな子供に育ってほしいと考えます。

 

子どもたちがティーンズになっても、自分の思いや考えを話してくれる親でいたい。

 

さて、今、何ができるのか、考えます。