最近の図書館は便利です。
気になる本があったら、図書館のサイトで検索して予約すれば、すぐ自分が普段利用している図書館へ届けてくれます。
気になるキーワードで検索して、タイトルだけ見て予約をする。
そして実際の本が届いて、さて、この本はどう?と表紙を開くときのわくわく感がたまりません。
今回は「夢」や「潜在意識」というキーワードで検索した中で借りた本の中に、『夢を読む』というタイトルのものがありました。
著者は石井ゆかりさん。
私は、まったく存じあげなかったのですが、星占いの記事やエッセイなどを執筆されるライターであり占星術師さんのようです。
本の表紙を見て、あれ?この絵は?どこかで見たことがある!と思ったら、イラストは西淑さんでした。
西さんは友達のお友達で、確か、フェスに出展されているコーヒー屋さんでお豆を購入した際に一度だけお話したことがあります。
そのコーヒー屋さんのショップカードが可愛くて、とっても記憶に残っています。
素敵な絵は、いろいろな記憶を呼び起してくれますね。
本の構成としては、
シンボルのおはなし、として、 夢に出てくる動物だったり月や太陽、果物やものの形について、それぞれどのような意味や解釈があるのか、分かりやすく書かれています。
もちろん西さんのイラストもシンボルそれぞれに違ったものが描かれていて…眺めているだけでこころが落ち着き、安らぎます。
次に、夢のおはなし、として、夢についての心理学的な知識や、歴史的な情報を具体的な実例を織り交ぜながらエッセイとして書かれています。
読めば読むほど、夢や占い、心理学についてもっと知りたくなりました。
最後に、夢の相談室、として、読者が見た夢の内容について、石井さんから回答する、という形式で書かれています。
人の夢が書かれていることも興味深く、またそれ以上に石井さんからの回答が素敵で。繊細な文章の中に秘められているパワーから、その人についての想像がかきたてられます。
心理学や占いの専門書ではないけれど、毎日見る夢に興味をもつきっかけになる一冊だと思います。
石井さんの文章と西さんのイラストに心癒される、そんな素敵な本でした。
この本との出会いに感謝☆
参考文献
石井ゆかり(2012)「夢を読む」株式会社白泉社.